もう読んでる人も、映画を観ている人も多いはず。
劇団ひとり さんの小説「陰日向に咲く」
DVDを、今更と言われると思いますが、観ました。
小説とは多少の相違点があります。
映画は以下のような話です。
大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。
学生時代、ライフガードのアルバイトをしていた時、
長くやっていた事もあり「センター」という監視の指令役を任されていました。
その時、「センターなら天気ぐらい読め」とゲキを飛ばされていたものです。
なので、風・雲・雨の降り方などから夏の天気を読むのは、なんか得意な気がします(笑)
その経験上、一つだけ自信をもって言える事があります。
もちろん、知っている人も多いと思いますが、
‘台風が通り過ぎたあとは超快晴’
経験上、間違いなくそうです。
なので、お客さんが増える事を見越して監視員を増やしてもらったりしたものです。
この作品では、それを人生になぞらえています。
宮崎あおいが「明日は、きっと晴れる」って言うのですが、まさにその時は台風で。
台風は、上陸するかと思えば通り過ぎたり
なんで?ってくらい長く上陸したり。
台風はスピードが上がると勢力が落ちるので、関東に来る前に熱帯低気圧(だっけ?)に変わったり。
でも次の日は快晴。
肌にさす太陽光にワクワクしたものです。
俺にはそれなりに長く、自分の中では初のパターンの台風が上陸していた気がします。
もしかしたら、また新しい台風が来ているのかもしれません。
でも、強い雨や風に必死に耐えて前へ進んでいれば、
たまには「友達の家」「恋人の家(俺にはその家はありませんが・・・)」などで休ませてもらいながら
必死に前に進んでいけば、いつか雨や風は止んで
見通しが良くなり、走り出したいような快晴がやってくる。
そう信じて、あさってからまた歩き出そうと強く思いました。
なんか、心折れそうになったら、またこの映画を観たいと思います。
そんなセンチな日曜日でした。ちゃんちゃん!!